小鮮肉俳優のフレッシュ感も捨てがたいけれど、今、中国歴史ドラマファンから熱～い視線が送られているのは何と言っても"イケオジ"!!
今回は「月に咲く花の如く」などの人気ドラマで活躍する注目のイケオジ俳優たちをピックアップしてご紹介します！

まずは、「アジア俳優名鑑」でもご紹介したツェー・クワンホウ。

強烈な目ヂカラはまさに無敵！「月に咲く花の如く」では、沈家当主の沈四海役で登場。現代ドラマ「スウィート・ドリームズ～一千零一夜～」ではダン・ルン演じるフラワープラス社長ボー・ハイと対立するライバル会社役員ウィリアム役で怪演を見せ、若手イケメン俳優たちを恐怖のどん底まで追い詰める姿がかなり印象的でした。

続いてこちらも「アジア俳優名鑑」でご紹介予定のアーチー・カオ。

ツェー・クワンホウと同じく濃度高めのコッテリ系イケオジ。アメリカ拠点で活躍していましたが、近年は中華作品にも出演。奥様は女優のジョウ・シュン。「月に咲く花の如く」では丹精なルックスをお髭で封印した図爾丹役で登場。アーチーのアメリカンな魅力を楽しみたい方は「年下のオトコ」のワガママ男、シャオ・イエシー役でご堪能下さい！

頼れるお父様のイメージが強い呉家東院当主呉蔚文役のチャン・チェングアンは台湾出身のベテラン俳優で、台湾のエミー賞こと金鐘奨でのノミネート実績多数の実力派。成熟した「高富帥」（高＝背が高い、富＝お金持ち、帥＝かっこいい）とも言われているとか。

胡志存役のシェン・バオピンは、人気中国時代劇に多数出演する劇団出身の本格派。「古剣奇譚」「花千骨～舞い散る運命、永遠の誓い～」などなど、出演ドラマの日本放送も多く、どこかで観たことある～！と気づいた華流ドラマファンの方も多いのでは。チェン・シャオとは「神雕侠侶～天翔ける愛～」でも共演を果たしています。

イケオジ...ではないけれど、いい味出してるオジ様枠では周瑩パパの周老四役、リウ・ペイチーを。

『北京バイオリン』『妻への家路』などに出演し、ヒューマンドラマにおける笑いと涙の魔術師。「月に咲く～」ではまるで中華版寅さんとでもいえそうな、いい加減で人情派、トラブルメーカーだけどなぜか憎めない周老四をひょうひょうと演じ、物語を大いに盛り上げていました。

さて、皆さんの注目されているイケオジは、どなたでしょうか？中国歴史ドラマには欠かせないステキなイケオジの活躍を、今後も期待していきたいですね！


Text:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。『台湾エンタメパラダイス』『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』（キネマ旬報社）にて執筆記事掲載中。