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【最新ドラマin台湾】人気再燃のウェイン・ソン、スター養成プロジェクトをプロモーション

ニュース提供:三立テレビ(三立電視/SET)

ドラマ「おんなの幸せマニュアル 俗女養成記」セカンドシーズンに出演したウェイン・ソン(宋偉恩)が再びブレーク中だ。ヒロイン陳嘉玲の弟・陳嘉明役を演じ、視聴者に強い印象を残した。しかしウェインがこの役を演じる機会を得た発端は、彼が俳優になる転機となった三立のスター養成プロジェクト「華流之星TOPSTAR」にあったことはあまり知られていない。

 

ウェインは「華流之星TOPSTAR」の第一期卒業生で、同期にはレイ・アイメイ(雷艾美)やウー・ニエンシュエン(呉念軒)がいる。当時、「おんなの幸せマニュアル 俗女養成記」の監督イェン・イーウェン(嚴藝文)が講師の一人だったことから、デビュー後、本作のオーディションの機会に恵まれ、最終的に陳嘉明の役を勝ち取ったというわけだ。

このほど、3月末に応募締切を迎える「華流之星TOPSTAR」3期オーディションのプロモーションとして、ウェインと同期のチェン・ボーユー(陳柏宇)が、4人の後輩ウェイポー・リャオ(廖偉博)、トゥー・ジエンハオ(凃建豪)、チェン・ジアヤン(陳佳揚)、ユー・チェンシン(于成炘)と共に、台北花博流行館の「會動的文藝復興 沉浸式光影藝術展(動くルネサンス 没入型光と影のアート展)」を訪れた。ウェインはスカイドームプロジェクションについて「拡大投影されることでより鮮明に見ることができる。荘厳なサウンドに包まれ迫力満点」、ウェイポーは「540度プロジェクションに囲まれる感じが好き。まるで絵画の中にいるみたい」と、それぞれの感想を示した。

ウェインは、「アート展には自分の演技と共感する点がたくさんあった。養成時代は多くの先生方にお世話になったが、ここでたくさんの偉人や画家、アーティスト、クリエイターのさまざまな作品を見ることもまた、自分の視野や価値観を広げる助けになる」と話した。

ジエンハオは「華流之星の特徴は、演技であれ内面であれ、誰もがより自分を知ることができること。やはり自分が何を求めているのか、何を表現しているのかを知ることが一番重要だ」と、オーディションについて補足した。オーディションは条件さえ合えば全額無料。華流之星の「先輩」たちは、「やる気のある方、ぜひ僕たちの後輩として未来のスターにチャレンジしてみては?」と力説した。

ちなみにこの6人のうち、ウェインとウェイポーは相次いでBL作品に出演している。これに対し心理的な抵抗があったかと尋ねられた二人とは「ない」と即答。「俳優は役を演じるために、中立的な立場を保たなければならない。恋愛の本質も同じだ」と教えられたという。ウェインは「好きじゃない相手だと演技に影響が出る。もし演じてみて自然なようなら、そこには愛がある」とジョークを加え、皆を笑わせた。




翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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